ガソリンの価格は本当に高い?-他のものと比べてみると-
1ℓ=180円台目前!ガソリン高騰・・・本当に高い?
このところロシアとウクライナの情勢が悪化していることもあり、ガソリンの販売価格が高騰していますよね。
地方によっても販売価格は大きく差がありますが、2022年3月10日時点での全国平均は 174.6円となっています。この価格、実は2008年のリーマンショック時に次ぐ高い水準なんだそうです。
そりゃニュースにもなりますね。ちなみにこの時点での最高値はだった長野県で 182.6円、私の住む熊本県の近所のガソリンスタンドは最安値(プリカ等の購入による)で 165円くらいでしたね。同じガソリンなのに地域でのこの差はなかなか大きいと思いますが・・・
さすがにここまで急激にそして大幅に値上がりすると消費者も敏感に反応しますよね。
ただ、私はもともと車が好きだったこともあり25歳から約7年間ガソリンスタンドで働いていました。学生時代のアルバイトから考えるとおよそ10年ぐらいはガソリンスタンドでガソリンを販売している方の人間でした。
もちろんガソリンの価格というのは常に上がったり下がったりを繰り返していますから、値下がりする時にはお客さんもうれしそうでしたが、値上げが続くとあからさまに店頭で『ガソリン高いなー』とか『こんなんじゃ車で遠出もできない』とか『もっと安くしてよ』みたいなことを言うお客さんが増えます。
そして、満タンではなく、千円分とか10ℓとかの少量を給油するお客さんも圧倒的に多くなります。まあ、気持ちはわかります。また来週には値下げになるかも・・という期待もあるでしょうから。
ガソリン 1ℓ=150円と考えて・・
『レギュラー(1ℓ )150円なんて高すぎるよ!』
みたいなことを言うお客さんを目の前にして私はいつも思っていたことがあります。あまりにしつこいお客さんには1度や2度口に出したことがあるかもしれません。(いや、我慢したはず・・)
『150円って高いですかねぇ、缶コーヒーよりもはるかに安いんですけどね』
つまりガソリンは、1ℓ(1000mℓ)の値段であることを忘れてはいませんか?と。
例えば・・・
・缶コーヒー 190mℓ
120円程度
・ジュース 500mℓ
150円程度
・レッドブル 250mℓ
190円程度
これらを比較すると、1ℓ、つまり1000mℓで150円のガソリンは圧倒的に安いですよね。
それを車に使えば約10~20kmも走ることができる。私が乗っていた某スポーツカーでさえ、燃費は7~8kmでしたから、普通に考えてコスパ良すぎるぐらいなのです。
一般的に、10km歩くとおよそ420kcalを消費するそうです。
レッドブル1缶のエネルギーは約115kcal なので、比較するとガソリンのコスパの良さが際立つと思います。
しかも10km歩くとなると時間もかかる上、体力もずいぶん消耗しますよね。もちろん車があってのことではありますが、他のものと比べるとガソリンの価格ってこれだけ高騰した現在でも決して高すぎるものではないと思うのです。
少し屁理屈っぽくなってしまいましたが、私がガソリンスタンドに勤めていた時代に言いたくても言えなかったことを書いてみました。
『ガソリンは決して高くないからドンドン使っていこう‼』ということではありません。
地球温暖化は年々深刻になり、世界全体での環境保全への取り組みが必須になってきています。
そんな中、自動車業界もハイブリッドや電気自動車など、化石燃料の消費を抑えるための動きが加速しています。そして、地球全体の問題は、一人ひとりの心がけが重要になります。
私たちのこれからのため、そして未来を生きる子どもたちのため、環境保護の意識を常に持って、日々の生活を見直していきたいですね。
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